研究テーマ掲示者インタビュー
匿名での研究テーマ掲示を経験して、感じたこととは?
今までの学会発表とは大きく異なるこの企画。研究テーマ掲示者として参加された3名に(第一回の中国地区編)、本事業実行委員の呉(株式会社union.a 編集者)がインタビューしました。
当日データー
◯岡山大学◯岡山大学学術研究院保健学域◯岡山大学学術研究院保健学域看護学分野◯岡山大学大学院◯岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程◯岡山大学大学院 保健学研究科◯岡山大学保健学研究科◯環太平洋大学体育学科◯県立広島大学◯呉工業高等専門学校◯広島大学◯広島大学現象数理学研究室◯広島大学大学院人間社会科学研究科◯広島大学総合科学部◯広島大学総合科学部総合科学科◯広島大学大学院 医系科学研究科 公衆衛生学◯広島大学大学院 人間社会科学研究科◯広島大学大学院医系科学研究科国際保健看護学教室◯広島大学大学院人間社会科学研究科◯広島大学大学院統合生命科学研究科◯広島大学理学部生物科学科◯広島大学未来共創科学研究本部◯山口大学◯山口大学医学系研究科神経生理学講座◯山口大学国際総合科学部◯山口大学人文学部◯山口大学創成科学研究科◯山口大学大学院創成科学研究科◯山口大学大学院創成科学研究科◯山口大学地域未来創生センター◯山口大学農学部◯新見公立大学◯鳥取大学◯島根県立大学◯島根大学◯島根大学人間科学部 中国地区の16組織(37部局)
研究テーマ一覧
01 世界中の子どもたちはどの様な絵を描きながら成長するのか
02 高齢者と世話する家族:自分らしく暮らすという、その幸せこそ。
03 経験後30分以内の抑制性シナプス可塑性が記憶に必要か?
04 イケメンを科学する―戦後の日本社会における自己家畜化
05 サルコペニアって聞いたことありますか? 私、この疾患を治したいんです。
06 創りたいのは、未来のための看護教育
07 その人に合ったベストな時間の使い方って?
08 愛情研究
09 ラドン温泉(放射能)が健康によいってどゆこと?
10 地球温暖化→地球沸騰化:生物が生きれる温度について真剣に考える
11 文系博士の存在意義について。
12 相手の表情からわかること
13 歌手はどう歌っているのか:見慣れない楽譜の初見視唱について
14 哺乳類とはなんだろうか
15 日常生活の利他的な行動やその感謝が自分のWell-beingに占める大きさは?
16 細胞の温度って36℃で均一なの?
17 「コレステロール結晶」これこそがメタボの悪玉
18 Intuition and Transcendence Expanding Culture, Science, and Everyday Life?
19 小学生の嫌いな教科第2位「体育」!? 授業でアウトドアをやりません?
20 3次元空間における人間の知覚特性
21 人は3m20㎝の跳び箱を跳び超えられないのだろうか?
22 放射線治療計画装置の精度向上:課題と展望
23 漫画やアニメの流行りを司るルール
24 仲良く高齢社会を支えよーや
25 電気を流したり磁石になったり!これセラミックスの話です。
26 “ぽつんと一町村”の元気な暮らしを支えるニッポンの技術
27 観光地で動物に餌やり。良いの?悪いの?
28 現代社会の倫理を叩き上げる
29 なぜ僕らは〈荒々しい景色〉や〈悲しい物語〉に魅かれるのか
―痛苦反転の文化デザイン力
30 バイオDXで切り込む生物多様性
31 未だ謎多きアルツハイマー病:データ解析で挑戦す
32 明日の地球とサンショウウオ
33 未だこの世にない薬の作り方:ヒントはRNA
34 日本の伝統的発酵食品の抗老化効果
35 国籍や言語にかかわりなく、誰もが等しく活躍できる、グローバルな大学像とは
36 臨床研究コーディネーターがやりがいを感じいても仕事を辞めるその背景
37 大学生のための地域志向教育
38 ビタミンAと甲状腺ホルモンでオタマジャクシの後ろ足の数は倍になる
39 過去のこと?人びとが戦場にいくとき
40 マラウイ共和国の思春期妊婦と助産師:妊婦健診を通じた共に築く未来
41 細胞がどう分裂していくかを分子メカニズムから解析する
42 初対面の人と話す時なぜ問題なく聴き取れる?
43 生物資源と電気の融合:バイオマスと燃料電池の不思議
44 その時、眼はどうやって死んでいくのか
45 細胞内の「交通」を整理しているのは誰?
46 各個人の頭の中にある将来に対する思いや考えを、抽出・共有できたら
面白いと思いませんか?
47 すぐそばの「芸術家」
48 AI + Raman Spectral Imaging: Novel Applications
49 『盛り上げる』と『盛り上がる』はどう違いますか?
ー日本語学習研究者の観点からー
50 刑務所を出た人も生きていく。
51 ナノ粒子づくりを身近に!~金ナノ粒子の合成と集積~
52 野鳥や魚の群れにおける集団的行動の背後にある理論を追っています
53 いやな”におい”は何故鼻につくのか?
54 この世はどのような「価値」がどう「循環」していくのか?
55 都市という複雑系、あなたの専門からはどう考える?
56 人間の創造性を高める、もしくは引き出すためには?
この企画の案内をもらって一読したあと、すぐにポスターの応募を決断しましたか?
(即決した理由)
● 周囲に研究内容について相談できる相手がいないから。
● 自分では思いつかないつながりが持てたり発見ができたらとワクワクした
● 広く知ってもらうチャンスだと思った
● 良い出会いに期待して
● 哲学的で本質的と感じる直感がありました。おもしろそうなひとが集まりそうで、たのしそうだからです(^^♪わくわくドキドキ好奇心♪
● さまざまな方からの意見が頂きたかったため
● This is a new project: I'd like feedback.
● 他の研究分野の方とフランクにディスカッションできそうだったから。
● 研究として成り立つか分からないテーマについて、どうしたら成り立つようになるのか考えていてもなかなか出てこなかったので、知見を広めるためにとてもいい機会だと感じたため。
● 多分野、多職種との交流に興味があるため
● 面白そうな企画だったから
● このテーマはずっと1人だけで考えてきたものの,研究としては出す場がなかった。案内を見て,このイベントが適しているかもしれないと思ったので
● 学際的なコラボには以前より興味があったので良き機会かと思った
● 企画にとても惹かれ、ぜひ参加させていただきたいと思いました。
● 楽しそうだったから!
● 自分が専門で取り組んでいる内容を非専門の人たちに伝えるスキルを研鑽するという研究室としての教育目的
● これまで他分野の方との交流で新たな気づきを得られた経験があり、今回の企画でも得られるものがあると思ったから。
● 異なる分野の人の考えを聞いてみたいと思ったためですため
● 匿名な形での発表が面白そうだったから。
● 異なる視点からのアドバイスが研究を推進するので
● A good opportunity to introduce my research interests and find people with common interests but from other fields!
● 面白そうだから。匿名で他分野の人に話を聞けるなんてサイコー!
● 社会にオープンな機会はなかなかない為
企画後の感想
日本中に志の高い学者はたくさんいる。彼らの学問に興味を持つ社会人もたくさんいると感じた(企業S)
(本事業の)考えに賛同した研究者や参加者さんの思考や思いと相まって織り成す空間は、心地よい静の中にも情熱や好奇心が影響をうけながら、動きを纏っているように感じられました。(研究者T)
どんな分野の学者も、何らかのテーマを与えられると、自らとの接点を持ち得る。つまり、学問の根は一緒。それらの接点同士が繋がったり融合したりした時に、また、新しい発想が生まれる。(企業S)
小学生や高校生も参加していたのは素晴らしい。また、研究テーマ掲示には、大学だけでなく高専などからも参画されていてこれまた素晴らしい(研究者N)
想像はしていましたが、本当に様々な分野、年齢層の人々が参加していて、他にはない素晴らしい出会いの場であった。会場の雰囲気も素晴らしく、ここからさらに新しいアイデアへと創発していく可能性はある(研究者K)
研究者だけでなく地域の方が私たちの研究に期待してくださっていることがわかり、勇気をもらうとともに頑張らなければと気合を入れ直しました。(研究者M)
会場ではこれまで出会うことのなかった分野の研究者のポスターをみて、またトークセッションでその言葉にふれて多くの刺激をうけ、とても満足しています。(研究者M)
色々な立場の人からコメントがもらえたのはとても嬉しかったです(研究者O)
立場が分からない人とグループセッションするのも楽しかったです。どんなバックグラウンドがあるのか、想像しながらお話しできたし、そういう捉え方があるのかと感心する意見が多くて、とても勉強になりました。その興味深い意見を言われていた皆さんと今後も繋がれる関係ができたのも収穫でした(研究者O)
主 催
公益財団法人 国際高等研究所
共 催
広島大学(幹事校)、岡山大学、島根大学オープンイノベーション推進本部、
鳥取大学、山口大学
後 援
日本経済新聞 イベント・企画ユニット
Special Contributor
広島大学 学術・社会連携室 未来共創科学研究本部
荒木裕子、宮良晶子、田中久美子
島根大学オープンイノベーション推進本部 小竹雅子
山口大学学術研究部研究推進課研究プロジェクト係 折崎真哉
広島京大会 尾崎 清、井上友一、S.S